目標を明確にしよう!
なりたい姿をイメージする
IT技術者としてもっと成長したいと思ったら、なりたい姿をイメージすることが大切です。これからどんどん経験を積みながら、半年後、一年後、二年後、三年後にはどんな技術者になっていたいのかをイメージしてみてはどうでしょうか。初心者の頃から目標を持って活躍している場合、数年後の自分が格段に見違えるはずです。同じIT技術者でも、言語や開発工程、プロジェクト内容などさまざまな点に違いがあります。たとえば特定の言語を習得したい、目の前のプロジェクトを成功させる、と思うだけでは技術面は磨けても視野が広がらない可能性があります。大切なのは、IT技術者として目指す将来像を明確にさせることです。数年後にどうなっていたら自分の中で成功なのか、その目標を定めるようにしましょう。
得意分野を磨く
IT技術者として現場に立つと、特に初心者の頃は周囲のメンバーの知識や技術に圧倒されることも多いです。そこで刺激を受けて、自分も早く一人前の技術者になりたいと思い、汎用性の高い技術者を目指したくなるかもしれません。しかし、一人でどの工程もどんな開発もできる技術者はそうはいないものです。多くの場合、たとえばフロントエンド開発が得意、バックエンド開発が得意というように、人によって得意分野があります。その得意分野を集中して磨くのも、成長への一歩です。「自分はこれが得意」という分野のスキルを磨いておくと、周囲からも頼りにされ評価されやすくなります。そのスキルはキャリアアップや転職の際の強みにもなるため、なりたい姿をイメージするとともに得意分野を磨くこともおすすめです。
アドバイスを聞き入れる
一つのプロジェクトを滞りなく完遂させるためには、メンバー間の連携が問われます。開発は一人だけではできず、多くの場合は工程ごとに担当が分かれます。その担当工程の仕事をスムーズにこなすことはもちろんですが、それだけが仕事ではありません。チーム全体が一丸となって開発を進めなければ、良い結果につながらなくなります。
特に初心者の頃は最初から最後まで問題なく開発が進むことは少なく、先輩技術者の指導やアドバイスを受けながら一歩ずつ成長していきます。そこで、自分なりのこだわりがあっても、周囲の意見を聞かずに押し通すことはおすすめできません。より良い開発をするために提案をするのは歓迎されます。しかし、周囲のアドバイスや意見を聞く姿勢も大切です。自分だけの開発ではなく、チームで進めなければならない開発だからです。他者のアドバイスを聞き入れることは、視野が広がるキッカケにもなります、IT技術者として一人前を目指すなら、アドバイスを聞く姿勢も持ってくことが大切です。